「近代」とは?
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。
早いもので、本日は第2回目のレポート締切日です。
みなさん、もちろんレポートは出し終わりましたよね??
最近、倫理ネタのブログが多かったため、本日は世界史のネタでブログを書きたいと思います。
さて、世界史は来週からついに近代国民国家の形成期に入ります。
そこで、予習をしましょう。
若干難しい話になるかも知れませんが、御了承ください。
よく、歴史では「近代」という言葉を聞きます。
では、「近代」とは何でしょう?
歴史的に言えば、時期区分の一時期で、世界史的には、
古代→中世→近代→現代という時期区分をとります
(日本史の場合は、古代→中世→近世→近代→現代となります)。
ちなみに、「現代」がありうるのかという議論は、
今でも決着がついていない議論なので、教科書にならって入れておきます。
話は、戻って「近代」とは何でしょうか?
歴史の時期区分であるのならば、その前の時代と何が違っているのでしょうか?
この問いには、ひと言では答えられません。
近代の時期区分については、何を軸に置くのかによって、微妙に変わってきます。
そのため、近代の時期区分は、重層的で多元的なものとなります。
では、何をもって近代と時期区分できるのでしょうか?
すこし、挙げてみましょう。
経済・・・・・・資本主義の時代。経済の近代化とは、資本主義化のことをさします。
思想・・・・・・啓蒙の時代。近代の思想とは、啓蒙の時代で、理性の時代とも言えるでしょう。
このことは、倫理の授業でふれたいと思います。
政治・・・・・・国民国家の時代。近代国家と言えば、国民国家です。
この概念が生まれてきたのが、フランス革命・アメリカ独立戦争であって、
今度の世界史の範囲となります。
すこし、難しいかもしれなかったですが、これらのことは、
社会科の授業でふれていきたいと思います。
ぜひ、世界史の授業でも、近代とは何かという疑問を持ちつつ
聞いていただけると嬉しいです。
もちろん、政経・倫理なども同様の疑問を持ちながら授業を受けると、
有意義な授業になるかもしれません。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋