代々木キャンパス ブログ

代々木キャンパス ブログ

  1. 「近代」とは?

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。

    早いもので、本日は第2回目のレポート締切日です。
    みなさん、もちろんレポートは出し終わりましたよね??

    最近、倫理ネタのブログが多かったため、本日は世界史のネタでブログを書きたいと思います。
    さて、世界史は来週からついに近代国民国家の形成期に入ります。
    そこで、予習をしましょう。
    若干難しい話になるかも知れませんが、御了承ください。

    よく、歴史では「近代」という言葉を聞きます。
    では、「近代」とは何でしょう?
    歴史的に言えば、時期区分の一時期で、世界史的には、
    古代→中世→近代→現代という時期区分をとります
    (日本史の場合は、古代→中世→近世→近代→現代となります)。
    ちなみに、「現代」がありうるのかという議論は、
    今でも決着がついていない議論なので、教科書にならって入れておきます。

    話は、戻って「近代」とは何でしょうか?
    歴史の時期区分であるのならば、その前の時代と何が違っているのでしょうか?

    この問いには、ひと言では答えられません。
    近代の時期区分については、何を軸に置くのかによって、微妙に変わってきます。
    そのため、近代の時期区分は、重層的で多元的なものとなります。

    では、何をもって近代と時期区分できるのでしょうか?
    すこし、挙げてみましょう。

    経済・・・・・・資本主義の時代。経済の近代化とは、資本主義化のことをさします。
    思想・・・・・・啓蒙の時代。近代の思想とは、啓蒙の時代で、理性の時代とも言えるでしょう。
    このことは、倫理の授業でふれたいと思います。
    政治・・・・・・国民国家の時代。近代国家と言えば、国民国家です。
    この概念が生まれてきたのが、フランス革命・アメリカ独立戦争であって、
    今度の世界史の範囲となります。

    すこし、難しいかもしれなかったですが、これらのことは、
    社会科の授業でふれていきたいと思います。
    ぜひ、世界史の授業でも、近代とは何かという疑問を持ちつつ
    聞いていただけると嬉しいです。
    もちろん、政経・倫理なども同様の疑問を持ちながら授業を受けると、
    有意義な授業になるかもしれません。

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから