進路選択指南 大学編その2
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。
さて、今回は、「偏差値」に疑いの目を向けて見ましょう。
そもそも、偏差値とは何でしょう??
偏差値は、平均値を50、標準偏差を10に調整した数字です。
要するに、偏差値50が全体の平均、偏差値40~60の間に全体の三分の二が含まれます。
この偏差値は、高校の先生が進路指導の際に、生徒の学力と
大学入試のレベルを計算してできたものが始まりです。
それ以来、大学入試のレベルと生徒の学力を比較する一つの、
そして最大の指標として使われています。
よく、「偏差値」が学校をダメにしている、「偏差値教育」が諸悪の根源だと言われます。
しかし、ここで問題にしたいのは、「偏差値」ではなく、「偏差値」の使われ方です。
偏差値はただの数値でしかありません。
その偏差値をどのように使うかに、問題があるのです。
さて、ここで多くを述べることはできませんが、一点だけ、考えてみたいと思います。
それは、この偏差値が大学入試の際の偏差値であることです。
つまり、大学に入る際の数値でしかありません。
仮に次のような学校があったとしましょう。
① 偏差値70の大学→卒業時の偏差値70
② 偏差値50の大学→卒業時の偏差値70
実際には、卒業後の偏差値などというものは計りませんが、仮にあったとしましょう。
さて、みなさんは、①と②の大学のどちらがいい大学と言えるでしょうか??
(次回に続きます…)
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋