けふ→きょう になる不思議~ゼロスタディの授業から~
こんにちは!
一ツ葉高校ゼロキャンパスの坪井です。
朝晩は冷え込むようになりましたね。我が家ではいち早くコタツを出してしまいました。
ここから5月の連休前ぐらいまでコタツ生活がスタートします♪
寒暖差が大きいので、体調崩さないように気を付けて過ごしましょう!
さて、今回はゼロスタディのレポートサポート授業の中で扱った「歴史的仮名遣い」について紹介します!
レポート課題も後期に入りだんだんと内容がレベルアップしてきました。特に数学はsinθ、cosθ、tanθも出てきて皆さん必死に授業聞いてくれている感じです。
国語の授業で、歴史的仮名遣いの「けふ」を現代仮名遣いに直すと「きょう」になるというのを今日の授業で行ったのですが、これってけっこう不思議な変化だと思いませんか?
けふ→きょう 最後の「ふ」が「う」になるのはまだなんとなく理解できますが、「け」→「きょ」何度「けけけけけけ!」と言ってみても「きょ」に近づく気配が感じられません。
「けふ」はまず、「ふ」の部分が「う」に変化したそうです。
音声学的には、「ふ」の音は両唇摩擦音と呼ばれ、唇の狭めによって呼気を妨害して音を出しています。「ふ!」と言いながら口の前に手を置くと空気が当たるのがよくわかりますね。これより楽に音を出せるのが「う」だそうで、だんだん「う」の音に近づいたようです。そしてさらに楽な方向に進み、「けお」に変化します。
「け」「う」と連続で発音すると、舌の位置が前から後ろに移動しているのが感じられますね。「け」と「お」では、舌の位置は変わらず唇を丸めることで「お」の音が出せると思います。「け」と「お」は舌の移動が少ない分楽に発音できるんですね。
(人間楽な方に近づくものなんですね~)
こうして「けお」になり、「きょう」という音に変化したと言われています。
そういえば、「今朝」この熟語、「け」さと読みますね。こうしたところにも歴史的仮名遣いの名残(?)が残っているんですね!
という話を授業内でしてしまうと、これだけで30分は話続けそうなのでこちらで紹介しました(-_-;)
普段使っている日本語は調べてみると面白いことが多いことに改めて気づかされます。
ゼロスタディの授業ではレポート課題のサポート授業が受けられます!
自分ひとりで勉強進めるのは不安だ・・・という方はぜひゼロスタディコースを検討してみてくださいね♪
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次回のblogもお楽しみに!
通信制高校 一ツ葉高校 ゼロキャンパス 坪井