「画竜点睛を欠く」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
今週はレポート提出期間ですね。
今年度最後の、あるいは高校生活最後のレポートを仕上げていることと思います。
さて、「画竜点睛を欠く」という故事成語があります。
「睛」とは「ひとみ」のことを指します。
古来、動物や神獣の絵を描いたときには、最後に「ひとみ」を描き入れて完成としました。
つまり、「画竜点睛を欠く」とは、最後の最後に肝心なところでミスをしてしまったり、
それまでの実績を無にすることをしでかすという意味です。
先生方とみなさんの努力で、少し早目にレポートを
完成させることができた教科もあるかもしれません。
しかし、それは安直に楽をするためではありません。
普段の授業の中では伝えきれない大切なことを伝えようと、
一生懸命時間の調整をしてくれているかもしれません。
実際、千葉キャンパスの先生がそういう努力をしているのを見ています。
ですから、今日、ごく僅かではありますが残念な言動を目にしたとき、
私は悲しく悔しくてなりませんでした。
モノを出せば終わりではないのです。
最後の授業が終わる瞬間まで、私たちは全力で君たちのために何かを伝えます。
そして、高校生である君たちには最後の授業が終わる瞬間まで
一緒に全力を尽くして欲しいし、それこそが学生の本文であり責務でもあります。
最後まで一緒に頑張りましょう。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本