「これからの高等教育についての戯言(前篇)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
つい最近、文部科学省の有識者会議で、
株式会社経営共創基盤CEOの冨山和彦氏が提案した、
大学の二極化という意見が多方面で話題になっていますね。
思いっきりざっくり言うと、旧帝国大学や早慶などの一流大学と呼ばれるところには、
従来通りのアカデミックな教育や研究を続けさせ、
それ以外の大学は職業訓練校化してしまうというものです。
もちろん、まだ提言の段階ですが、それはもう賛否両論華やかな状態に成っているようです。
各種投稿やSNSなどを見てもその意見は様々です。
肯定的な意見としては、大学教育の内容と実際のビジネスシーンとで必要とされるリテラシー、
あるいは学生の質が著しく乖離しており、研究を志す者でないのなら、
実践的な教育に特化した方がよいのではないか、というもの。
一方否定的な意見は、世帯間の経済格差が教育格差に直結している昨今、
そのようなことをしたら階層の二極分化が一層進んでしまう。
大学を職業訓練校化したところで、それでは専門学校と同じではないか?
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