日常生活を生きていくということ
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。
今日も朝はきれいに晴れ渡っていましたが、
夕方から雨の予報。傘を忘れてしまった私は帰り道が少し心配です。
さて、本日は現代文で随想を扱いました。
小池昌代さんの「カフェの開店準備」。
後期の現代文は、夏目漱石の「こころ」や中島敦の「山月記」など、
長文で、しかも古めかしい表現がたくさん出てくる作品が続きました。
皆さんたいへん苦労していましたね。
「山月記」は冒頭からあの文体ですから、面食らってしまったと思います。
今回は比較的に短くまとまった文章でしたし、
身近な題材を扱ったお話でしたので、
集中力を切らすことなく取り組めていたのではないでしょうか。
平凡な日々の行為が習慣化することで、その源である生命力は死んでしまいます。
そうならないためにも、行為自体のなかに喜びを見出さないといけない。
でも実際は、それって難しいことですよね、というのがこのエッセイの内容です。
後期も中盤に差し掛かってきました。
毎日キャンパスに登校して、授業を受け、レポートを提出して帰宅する。
その繰り返しです。
そのこと自体は当たり前のことで、誰かから特に誉められたりするわけでもありません。
そのような中で、生徒が自分たちの手で工夫しながら、
キャンパスでの楽しい時間を作り上げていくことができると嬉しいです。
私たち教員もそのサポートのために力を尽くします。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 石野