難解な文章に向き合う(後編)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。
(続きです)
知っていることを分かりやすく表現することは大事なことです。
とりわけ我々教員はそのことを肝に銘じなければなりません。
そして生徒の皆さんも、徐々にそのような表現力をつけて欲しいと思います。
ただ、小林秀雄の言うように、難しいことは難しい言葉でしか表現できないのもまた事実。
進学コースの皆さんが大学に進学したあかつきには、
「わけのわからない」文章を辞書を引いたり参考文献に当たったりしながら、
積極的に読んでいくことが求められます。
今回の問題は、皆さんが少し背伸びしないと読めない文章だったと思いますが、
こういった背伸びの積み重ねが、皆さんの学力を着実に高めていきます。
授業後にネットで検索して「鶴丸透」の画像を見せると、
一同、そのデザインに驚くことしきり。
堅牢さを保ちながら、極限まで鑿で文様をくりぬき、軽さと美しさを兼ね備えた姿。
小林秀雄がなぜ「下剋上」の時代の鐔に魅力を感じたのか、
少しだけ共感できたのではないでしょうか。
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