「ポニーテールと守株」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
今日の国語総合では、先週に引き続き漢文を学びました。
いつもながら元気のよい生徒のみなさんのお陰で、楽しい授業ができました。
私がよく書かせて頂いている「その時歴史は動いたのかも」シリーズでも、
孫子など漢文から材料を得たものが多く見受けられると思います。
まあなんというのでしょう、
短い表現の中にも深い味わいがある文章が多いのではないでしょうかね。
今日は、守株というのも学びました。
「まちぼうけ、まちぼうけ、ある日せっせと野良稼ぎ、
そこへウサギが飛んで出て、ころり転げた木の根っこ」
という「まちぼうけ」にもうたわれた物語です。
歌詞の通りで、偶然切り株にぶつかって死んだウサギを見て、
以降は農作業もせず日がな一日ウサギがぶつかって来るのを待った
(肉は食料、毛皮は防寒具になる)ものの、ついぞウサギは現れず・・・というお話から、
旧態依然としたものに縛られて何も考えずに墨守したところで、なんにもならないよ。
といった戒めが込められています。
守らなきゃいけないものと、常に替えていかなければいけないものがあると思います。
さて、衆議院議員選挙が終わったばかりですが、これからの日本はどうなっていくのでしょう。
もし順当に4年後に選挙が来たら、その時はいま一ツ葉高校で学んでいる一年生の皆さんも、
有権者の一人になっていることでしょう。
遠い世界の話ではなく、日々の報道や世相の変化にも敏感に生きていって欲しい、
と願う今日この頃です。
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