「その時歴史は動いたのかも…甲」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
今日は、自分の人生において重大な「時」を見極めるというポイントについて、
同時代を生きた二人の人物の話をしようと思います。
その名も、伍子胥(ごししょ)と范蠡(はんれい)。
どちらも春秋時代の貴族です。
伍子胥は呉王二代に仕えた政治家(宰相)で、
范蠡は隣国の越王二代に仕えた軍師です。
まず、伍子胥から。彼は、楚の平王に父と兄を殺されて隣国の呉に亡命し、
やがて太子光の謀反を助けて、呉王・闔閭(こうりょ)として即位させます。
そして、その際に名軍師・孫武を推挙して、
名著「孫子」の作者を歴史の表舞台に登場させる事となりました。
やがて呉を強国にした伍子胥は、楚に軍を進め平王の墓を暴き、
死体に数百回も鞭打ちをし「死者に鞭打つ」という句の語源ともなりました。
のちに、呉軍が隣国越を攻略すると越王・勾践の身柄確保に成功しますが、
伍子胥は復讐心と忍耐力の強い勾践を生かしておくと後に災いを招くと死刑を進言します。
しかし、越の重臣・文種や范蠡らの賄賂工作にどっぷりはまっていた反伍子胥派の妨害で失敗、勾践はのちに越に生還し、呉を滅ぼすことになります。
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