「その時歴史は動いたのかも…乙」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
また、呉の国を憂い行く末を案じてその身を投じてきた伍子胥ですが、
最後は私利私欲に駆られた夫差の側近達に裏切られ、
自刎(じふん・自ら首をはねる事)して果てます。
「我が墓には梓の木を植えよ。王の棺となるだろう。我が両目をくり抜き、西南の門に掲げよ。
越軍によって滅ぼされる呉の行く末を見届けよう。」
途中、盟友孫武も呉王朝の内紛を察して引退する際に、
伍子胥に対しても引退を勧めたとも云われています。
また、自刎の直前に斉の国に親子で遣いした時も、斉に我が子を残し後事を託してきています。
伍子胥にも「時」が読めていたのかもしれません。
しかし、それに適した処し方が出来なかった。
天にも君主にも憚ることなく我が道を行けた男が、なぜ結果的に「時」を見誤ってしまったのか。
今でも時々考えます。が、答えは出ません。
一方、范蠡はどうだったのでしょうか。
伍子胥と同時代に、まさに呉の敵国として「呉越同舟」に引用されるくらい、
戴天の敵であった越の軍師として、伍子胥・孫武組と干戈を交えました。
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