私が田んぼで出会った動物たち
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
趣味で稲作を始めてから数年が経ちますが、その間に出会ってきた昆虫や動物について少しお話しします。
1)ザリガニ
ザリガニは田んぼにたくさんいます。明日も田植えに参加する人の中から、ザリガニを発見する人が一人ぐらいは出てくるでしょう。ザリガニは地中に生息していますが、田んぼを仕切る通路(あぜ)に穴を開けて水漏れの原因になったりするので、稲の根を切って稲の生育を阻害する「害虫」だと耕作者はみなしています。(深刻な害はもたらさないので放置している農家がほとんどですが)農業仲間とザリガニを鍋で煮て食べたことがありますが、エビやカニに似た味かしました。
2)亀
田んぼの草取りを行っていたとき、大きな塊を発見したことがあります。「なぜこんなところに石が落ちているのか」と訝しがりながら、その泥だらけの塊を拾い上げると、塊が急に動き始めました。よくよく見るとそれは石ではなくて亀(おそらくミドリガメ)でした。亀は有害な虫を食べてくれるので、耕作者からは人気のある動物です。運が良ければ、次回遭遇することができるでしょう。
3)ウサギ
昨年、草刈りをしていた農作業仲間が田んぼの脇で野うさぎの子供を発見しました。ウサギが生息していた場所は完全に草が刈られてしまい、子うさぎの親も戻って来そうもなかったので、ある家族がその子うさぎを引き取って飼うことになりました。1ー2ヶ月後に聞いてみると、その子うさぎは残念ながら亡くなってしまったということでした。大きめの檻を買って、快適に育てていたらしいのですが、何度も脱走を試みたあげくに足を怪我し、その怪我が悪化して死んでしまったとのこと。野生の動物を飼育することは、やはり難しいようです。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目