「教師の指導と介入とサポート」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。今日は、時々私達を悩ます問題についてお話ししようと思います。
クラスや部活動などで、何か問題が起きた時にどのように対応するか、対処させるか、悩むことが多々あります。
このままでは生徒間の衝突が起きてしまう可能性があると考えた時、最も無難なのはそこで介入して衝突を回避させてしまうことではないでしょうか。
しかし、私はどうも不器用でなりません。そういう時は、草葉の陰からじっと見守り、時にそれとなく情報収集をしながら、よっぽどのことがない限り早い時点での介入をしないように心がけています。
みんなが笑顔で仲良く、明るく前向きにというのが理想の姿かもしれません。
しかし、そんな理想ばかりで過ごせないのも現実です。では、そういう時にどうすれば良いのか、理想論に基づいた理想的な解決法を百万弁も聞かされるより、時に苦い経験を味わうことも成長のためには必要なのではないでしょうか?
そういう苦い経験や思いは、我々大人が用意しようとしてもできない貴重な生きた教材でもあります。失敗や後悔の中から腐らずに教訓や原因を探し出し、これからの自分に活かしていく学習能力を育てることは、時として保護よりも必要なことなのかもしれません。
そういう実体験を通じて「先見」による危機回避や、客観的アプローチによる利己心からの脱却などを身につけるのも、一つの学習法だと考えます。
もちろん、何人たりとも生命と健康と尊厳を蔑にされることがあってはならず、その危険がある時には速やかに介入していきます。
問題が起きたことが問題なのではなく、問題から学ぶことが出来ないことこそ問題なのだと考える、窓際おじさんの今日この頃です。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本