いつもと違ったことを
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
そろそろ夏休が近づいてきました。
私がささやかながら生徒の皆さんにお願いしたいことは、「夏休の間に。いつもと違うことをしてみよう」ということです。
「ジョギングを始める」とか「ギターを始める」といった大げさなことでなくていいのです。「少しだけ遠回りになるけれど、駅に行く道を変えてみる」とか「いつも通過して降りたことのない駅に降りて散歩をしてみる」とか「いつも見ているテレビ番組の見ずに、その裏番組を見てみる」とか「本屋でいったことのない雑誌コーナーで立ち読みをしてみる」といった些細なことで構わないのです。いつもは忙しくてそんなことをする時間的余裕がない生徒も、夏休であれば、ちょっと意識するだけでそうした細やかな冒険は可能なはずです。
今の高校生に接していて、私は不満を持つより感心することの方が多いのですが、数少ない不満の一つが「好奇心が少ない」という点です。おそらくスマホなどの電子機器の発達で「隙間時間の退屈しのぎ」が簡単にできるようになったことが影響しているのでしょうか、今の高校生たちは「退屈だから普段はやらないことをしてみる」という行動をほとんどとりません。その結果、(スマホなどで知識を得て)情報通ではあるけれど実体験に乏しい子供が増えていると思います。
繰り返しますが、ささやかなものでいいので「ミニ冒険」を夏休の間にしてほしいと思います。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目