物井の田んぼ
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
生徒たちが植えてくれた田んぼの草刈りを先週の日曜日に行いました。現在の田んぼの様子は添付してある写真の通りです。
「問題なく成長しているな」と思われたかもしれませんが、それは半分間違っています。他の田んぼに比べて生育が遅れています。これは田植えを行った時期が5月の末で、他に比べて一ヶ月弱ほど遅れたことが大きく影響しています。雨による延期など、やむを得ない事情であったとはいえ、もう少し早く田植えができていれば、と少し悔やまれます。
千葉県では通常、四月末に田植えを行い、6月末に茎の成長が一段落すると7月初旬頃には水を抜いて根を休ませます。(「中干し」と呼ばれる水量制限期間)その後、7月中旬から8月中旬にかけて(茎ではなく)穂が成長して9月の初旬には稲刈りを行います。
私たちの田んぼは、(一ヶ月ほど成長が遅れていますので)茎の成長のために水分が大量に必要な時期にいます。しかし、中干しのために農業用水が流れてこず、生育に支障が出ているのです。
農業用水の供給量は、その地域全体の農家の総意で決まりもので、一農家に決められるものではありません。従って我々としては「稲くん、頑張って成長してね」と祈るしかない状況です。幸い、中干しもそろそろ終わる頃なので、再び水を得て成長を再開させた稲くんを来月には見てみたいものです。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目