自分を知るということ(その2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの矢島です。
私たち人間は、他の動物とは違って、「理性」を強く働かせることができます。
相手を思いやったり、自分の行動を律したりすることができるのは、
「理性」が働くからなのです。
「本能」のままに生きていたのでは、社会と協調することができず、孤独になってしまいます。
そのため私たちは、社会に生きる一員として、「理性」と「本能」のせめぎあいの中で、
自分の言動をコントロールしていくのです。このせめぎあいが、防衛機制なのです。
進路・恋愛・人間関係など、悩みが尽きない高校生活にあって、
防衛機制は、自分がどのような言動を取ってきたかを省みることができます。
そして、「無意識に働く心の働き」を「意識」することによって、
本来取るべきではない言動をセーブできるようになります。
例えば、無理な勉強を続けていると、逃避・退行の防衛機制が働いて
「もう勉強したくない!」となってしまうかもしれません。
なので、しっかりと休憩する時間を取ったり、
ある目標が達成できたらお菓子を食べるなど、
「自分へのご褒美」を決めたりすれば、
自然とマイナスの防衛機制を解消することができるはずです。
今回の授業で、生徒には、防衛機制とうまく付き合っていく方法を
考えてもらいたいと思いました。
悩みが尽きない日々だとは思いますが、悩みは成長の種です。
負けずに乗り越えていきましょう!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 矢島