日本の大転換期!(その2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの矢島です。
幕府はアヘン戦争で、清が大敗したことを聞きつけると驚きます。
「何だって、あの大国である清が、ヨーロッパの小国に負けたというのか!?」
当時のイギリスは、産業革命を経て工業が発達し、「世界の工場」といわれるほどの
発展を遂げていました。
それに加えて、イギリスがインドを経由して「アヘン」を清に密輸していたことから、
中国の銀はイギリスへと流出、さらにアヘン中毒者が蔓延するなど、
イギリスに国力を根こそぎ奪われた形となったのです。
このような状態において、戦争は当然のごとくイギリスが勝利。
「イギリスの船1隻で、清の船をすべて撃破できる」
といわれるほどの戦力差が、そこにはあったのです。
これを聞いて、中国の近隣諸国である日本の幕府が、慌てないわけがありません。
当時鎖国体制を敷いていた幕府も、外国と穏便にことを済ませようと思ったのか、
1825年に発布した「異国船打払令」を撤回し、1842年に「薪水給与令」を発布しました。
さらに11年後、ペリー来航によって、幕府は老中阿部正弘の仲介もありながら、「日米和親条約」を結び、下田と箱館(函館)の2港を開港することになります。
結果的に幕府は、欧米列強の強さを恐れ、かつての鎖国体制を転換するしかなかったわけですが、その英断があったればこそ、今の私たちの暮らしがあることを忘れてはいけませんね。
話は変わりますが、明日から25日まで、一ツ葉高校では後期スクーリングが始まります!
今日も生徒たちと、文化祭のために校歌の練習を行いました。
熊本での2泊3日、現地は夜は厳しい冷え込みがあると聞いています。
文化祭の大成功も大切ですが、何よりも大切なのは「無事故」です!
とにかく2泊3日、大きな事故がないように、準備を万端にして、
スクーリングに臨んでいきましょう!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 矢島