千葉キャンパス ブログ

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  1. ふしぎな生態系?

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの星田です。

    進学授業も今日から2週目に入ります。
    皆な少し慣れてきたところでしょうか。ここ数日、関東では夏日が続いています。
    先日は最高気温が、30度を超えましたね。しかし、気候は、少しずつ秋が深まってきています。
    私は虫が苦手ですが、コオロギの鳴き声を聞くと、秋が深まり、とても趣深く感じられるので、
    鳴き声は大好きです。秋は、本当にすべての五感を刺激しますね。

    暑くても頬を刺す冷たい風、前回紹介した金木犀の香りと、
    澄んだ秋の空、秋刀魚や松茸を食べながらコオロギの鳴き声を聞くと最高ですね。
    そのコオロギもそうなのですが、皆さんは、あらゆる肉食の昆虫に寄生するハリガネ虫と
    言うのをご存知ですか。

    元々水に住む生物なのですが、それをヤゴなどが藻などと一緒に食べてしまい
    寄生されると言うことです。そして寄生されたヤゴなどをコオロギや螳螂が食べて、
    寄生されると言うことです。

    かなりの割合でコオロギや螳螂は、寄生されているのですが、私が面白いと感じたのが、
    このハリガネ虫は成長すると、水中に帰るため、寄生している宿主の虫の脳を操作し、
    水の中へ誘い込むと言うことです。

    脳を操作とはどんなことをするのか興味深く感じ、
    調べたところタンパク質が深く関わっているそうです。
    寄生されているコオロギとそうでないコオロギの近くに水を置いたところ
    当然寄生されていないコオロギは全くの無視。

    しかし寄生されているコオロギはやはり水の中に入っていくそうです。
    そしてコオロギが水の中に入っていくと、すぐに寄生していたハリガネ虫は寄生していた
    宿主の体から離れ、水の中に入っていくそうです。

    どうしてコオロギが水の中入っていくのかと言う疑問は、おそらく水の光の反射に反応し、
    光りの方へ向かうように神経系が操作されているそうです。
    寄生されている虫は、寄生されていない虫に比べ見た目は何の変わりもないように
    見えてもすべての神経系を破壊されているようです。

    そして、水の中に入っていったコオロギは、どうなるのかと言えば、イワナや鮎など
    魚の餌になるようです。そして魚に食べられた虫の中にいる寄生虫のハリガネ虫は、
    魚の胃の中で死ぬそうです。ちなみに水に帰るハリガネ虫は9割の割合で帰るそうです。
    そうすると、ほとんどの虫が、寄生されていると言うことですね。とても不思議な生態系の
    お話でした。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス星田

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