火曜は“先生いらず”!?
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 西村です。
皆さん、こんにちは!
明日からのスクーリング参加者の皆さんは、心はすでに熊本へ。
他の皆さんはお休みの間、何をしようと、頭を巡らせているのではないでしょうか?
毎週火曜の小論文対策講座は、生徒が教師DAY!
小論文と何の関係があるの? と、思う生徒さんもいるかもしれません。
小論文は自身の意見を、筋道を立てて表現するものです。
その意見は自分の頭の中で考えたものだけでは、説得力に欠けます。
相手を納得させるには、知識や具体例、自身の体験が重要な役割を果たします。
そう、この授業で得たことが、自身の意見の論拠となるのです。
6月21日は、教師を目指すO・Mさんの授業でした。
科目:地理
対象:高校生
テーマ:温帯
温帯をテーマに選んだ理由は、私たちが住む日本は温帯気候で、
身近に感じられるからだそうです。しかし、同じ温帯気候でも風や海流の影響で、
気温や降水量が変わってきます。その違いを、O・Mさんは農業などに絡めて
授業を行いました。
O・Mさんは用意周到で、気候に関する資料や、生徒が受け身にならないように
書き込むプリントを準備していました。また、ホワイトボードの配置、
使用するペンの色、生徒の座る位置など、生徒たちに配慮した環境づくりにも
余念がありません。
授業もとても誠実な態度で、まるで教育実習生、いえ、新任の先生のような
初々しさの中に、落ち着きがあるというのでしょうか。
板書をする際も、生徒が見えるように立ち位置も気遣います。
そして、生徒からの質問も丁寧に、誠実に答えます。
厄介な生徒役からの難解な質問も、果敢に受け止めます。
<O・Mさんの授業プリント>
私の個人的な感想ですが、同じ教師の立場から見ても、とても学びの多い授業でした。
そして、45分の授業が終わった後は――
みんなでディスカッションです。
O・Mさんが授業で工夫したところなどを説明した後、みんなが良かったところ、
もっと良くするにはどうすればいいかの意見を出し合います。
今回でディスカッションも3回目、活発な意見交換ができました。
みんなもO・Mさんの教育的な配慮に気付いていて、
みんなの“気付き”も素晴らしいと思いました!
毎回、成長を見せる生徒の皆さん。
6月28日(火)は「100年後の学校をデザインする」というテーマで、
私がワークショップを企画したのですが、みんなが進行してくれ、教師の出番はナシ。
嬉しい限りです!
<ワークショップの記録>
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 西村