千葉キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校　千葉キャンパスの矢島です。

一方、日本人はどうかというと、日本はモンスーン気候であるため、
「豊かで気まぐれな自然」であるのが特徴です。

いきなり雨が降ったかと思えば、日照りの日が続いたり、洪水や干ばつが起きたり…
四季折々の魅力をもつ反面、「自然の恐怖」をイヤでも感じさせられる気候、
それがモンスーン気候です。
日本には、「地震が多い」という特徴もあって、
自然において、人間がいかに「無力」な存在であるかを、日本人はよく知っていました。

そのため、日本人は忍従的（我慢強い）で受容的（受け身）の性格の人が多く、
「自分から進んで何かをしよう」とか、
「自分の意見をすすんで言おう」という人が少ないと聞きます。
逆に言えば、周りとの協調性を高く持てる民族だということですね。

このような日本人の性格をよく表している話があります。
アメリカでは、自宅に友人を招いて、ホームパーティーをすることがよくあります。
その時に、アメリカ人は「スープが美味しかった」「メインの肉が美味しかった」
「お皿の柄が素敵だった」「グラスが可愛かった」と、
相手を褒める時に、ほかの人と言うことが被らないよう心がけるそうです。

しかし、このような時、日本人はよく「Me too.（私もそう思います）」と言うそうです。
それは、単純に英語が苦手だからという理由ではなく、
「同じであることに安心感を抱く」からだというのです。

日本は農耕民族なので、常に協力をしあいながら、「むら」の中に住んでいました。
そのため、「しきたり」を重んじ、「和」を大切にする精神的土壌が出来上がったのです。

「ほかの人と同じであろう」とする日本人の精神性は、
自然環境と、農耕民族であったころの風習によって築かれたのです。

日本で「あるあるネタ」が流行しているのも、なんとなくわかる気がしますね（笑）
とはいえ、自分の意見をはっきり言える人間でありたいものです。
生徒にも、「ほかの人にはない」きらりと光る個性を身につけてほしいと思います。

通信制 一ツ葉高校　千葉キャンパス 矢島