歴史エピソードクイズ《第2弾》 解答編
通信制高校一ツ葉千葉キャンパスの矢島です。
さぁ、問題の正解発表にいきたいと思います!
正解は・・・
3番の「中世の騎士物語なんて、くだらないんだよ!」と思ったから、
が正解でしたー!!!
セルバンデスが生きていた時代は、ヨーロッパにおいて「ルネサンス」の動きが強まっていました。
そもそも、「ルネサンス」とは「人間復興」という意味で、ヨーロッパ中世に充満していた、「神を絶対視する姿勢」や「紋切り型の芸術的なあり方」を批判し、人間らしさを芸術や文化の中に蘇らせよう!という思いからおきた革新運動でした。
セルバンデスも、「ルネサンス」を代表する作家です。彼も、中世の紋切り型の文芸を痛烈に批判しました。とりわけ彼は「中世の騎士物語」に対して、いつも似たような設定と話の展開ばかりで、「こんな文学の何が面白いんだよ!」と不満に思っていました。
そこでセルバンデスは、中世の騎士物語を「笑い者」にするために、おじいちゃんを主役にした「パロディ」を作ることにしたのです。
彼の小説は、またたく間にベストセラーになりました。特に当時の若者は、まるでこの世で一番面白い漫画かのように、この本に読みふけっていたといいます。
さらには、「ドン・キホーテ」の続編なるものが、ニセモノで世に出回るほどの人気ぶりだったようです。当時の民衆はゲラゲラ笑いながら、「中世の騎士物語というのは、なんてバカらしいんだろう」と思ったに違いありませんね。
今日はここまで!笑。
また《第3弾》でお会いしましょう!!
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 矢島