卒業生へ&在校生へ (&めぞん一刻について)
通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパス 佐々木です。
卒業式。みんないい笑顔でした。
ゆうすけの答辞。ぐっときましたよ。
直接教えた生徒には色々メッセージを伝えましたが、
あと皆さんに伝えたいことは2つだけ。
私の高校生の頃を思い起こすと、昔の交通事故の後遺症で体調が悪かったうえ、
先生と喧嘩して、ある授業を放棄したり、単位を落としたり、
けっこうかわいい生徒でした。
その時代は通信制高校がほとんど無かったので、
母はスイスの日本人学校の願書を取り寄せたりして、色々考えてくれました。
そんな一筋縄でいかない高校時代を送った私にとって、
色々な工夫をして自分の課題に取り組んでいる一ツ葉の生徒には特に思い入れがあります。応援する気持ちが強いのです。
脇道に逸れてしまいました。伝えたいこと2つ。
これは在校生にも言えることなんですけどね。
1、過去と他人を変えようとしない。未来と自分を変える。
これはあまりに使い古された言葉ですが、
人間生活のストレスの多くは、人間関係における、不必要な荷重です。
他の人は、いろいろ言います。たとえあなたが「みんなに好かれる人間」だとしても、それを好まない人はそれに妬いて文句を言います。
そういったことにストレスを感じすぎるよりも、
自分を磨くことのほうがよっぽど有意義です。
2・めぞん一刻を読む。
これは1つめよりも大切かもしれません。
みんな最近学校に色々な本を持って来ていますね。
私は現代文の授業もしていましたが、小説よりもこちらをお勧めします。
ドストエフスキーよりも深い。
「人生に必要な全てのことは、めぞん一刻の中にある」
と言っても過言ではありません。
ただの恋愛マンガと思ってはいけませんよ。
一ノ瀬さんのキャラが私の中でHGS女史とかぶってしまうのですが、
それは問題ではありません。
ちゃんと1巻から読みましょう。途中から読むのは禁止。
人間の欲望や葛藤、妬み。それを抱えての、あのラストシーンの五代くんと響子さんのやり取りですからね。
卒業生には斉藤由貴の「卒業」ではなく、
めぞん一刻のテーマ「悲しみよこんにちは」を
送りたいと思います。
すごく前向きな曲です。個人的にいつも涙腺が緩みます。
人生、つらい別れや悲しいこともあると思いますが、
一ツ葉で得た貴重な経験を活かして
素敵に生きてくださいね。
通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパス 佐々木