速読と遅読
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの石本です。
来週から秋休みですね。
「読書の秋」とも言われるように、
秋は本を読むのに持ってこいの季節です。
普通に読書をするのも楽しいですが、
私の恩師は、本を味わう方法のひとつとして、
よく「速読」と「遅読」という方法を勧めています。
「速読」とはその名の通り、本を速く読むことです。
この場合、例えば1日か2日で1冊を読んでみて、
それをとりあえず1週間ほど続けます。
このとき、じっくり読むことに重きをおかず、とりあえず
キーワードを追いながら最後まで読むことを目的にします。
そして読み終わったあとに、本の内容や、その時に感じた
自分の感情やイメージなどをメモしてみると良いそうです。
一方、「遅読」とは、ある本の1ページを1日1回、
一週間かけて読むといった方法です。
同じページを何度も何度も読むことになるのですが、
毎日読んでいると、読めることに変化が生じてきます。
これを毎日記録していくことで、
自分の中に起きた変化に気づくことができます。
この秋は「速読」と「遅読」を通して、本をさらに味わう
機会を作ってみてはいかがでしょうか。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 石本