半紙に向かう
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス の丑谷です。
今朝一番の書道のレポート授業では、
みんな毛筆片手に半紙に向かい、何やら書いています。
先生の指導にしたがって、
黙々と筆を運ぶ人、
ブツブツ話しながらどうやって集中しているのかわからない人など、
各人各様に作品を仕上げています。
大人になると、年末年始くらいしか毛筆を持たない人がほとんどだと思います。
書道は、日常生活の中に身を置きながらも深く集中し、
一瞬でも自己に向き合う時間を持つことができるので、
授業でこのような機会があるのはおもしろいですね。
懐かしく思い出す日がきっとくるでしょう。
高校時代は、友人や親との複雑な関係、将来への不安など、
思い悩んだり傷ついたりすることの連続といってもいいでしょう。
月並みな言い方ですが、若い時にこそ苦しむべきなのですよ。
大人になるって、鈍感になるってこと。
だから傷つくことなんか、ほとんどないんです。
柔らかな感受性のうちに、書道でも数学でも何でもチャレンジして、
さらに人生の傷も全部受けておこう。
予防接種みたいに。
その時は痛いけど、いつしか趣深い免疫になって、
きっと君を魅力的な大人に仕上げてくれますよ。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 丑谷