「学ぶ」ということ
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの石本です。
本日の進学現代文では、生物学者である福岡伸一さんの文章を読みました。
福岡さんは文章のなかで、「私たちは見ようと思うものしか見ることができない」ということを、具体的な例を挙げながらわかりやすく説明してくださっていました。
私たちが世界を見るときには、ありのままに世界を見ているのではなく、「自分の内部にある眼」を通して見ていることがほとんどです。
そのことに気づくために、勉強をするということが重要なのではないかと、福岡さんは言います。
「私たちは見ようと思うものしか見ることができない」ということ、
それは言い換えれば、「自分の見ている世界が全てではない」ということになります。
そのため、色んなことを学べば学ぶほど、自分の見ている世界の不確かさを実感して、不安になることもあります。
それでも、それだからこそ、その不安と向き合いながら世界と向き合っていくこと。それが「学ぶ」ということではないか、と思います。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 石本