スペードと信頼
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス
「スペードと信頼」
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
立川キャンパスでは、いつもいろいろなゲームが行われています。
携帯機のスマブラでもりあがっている生徒たちもいれば、
定番のUNOのようなものも人気です。
DSのスティックは独特ですね。私はなかなかジャンプできません><
今度こそ! と思うのですが、コントローラーを握りしめてしまうので
反射神経ゲームでは勝てないですね。
ゲームは人と人をつなぎ
会話を広げます。
もちろん、万能ではありませんし
やりすぎは禁物です。
(レポートのやりすぎは大丈夫。みんなレポートをしましょう)
定番のゲームのほかにも
立川キャンパスではいろいろなマイナーゲームがプレイされています。
トランプには数百の遊び方があるのですから、
大貧民とババ抜きだけではもったいない!
(大貧民もババ抜きもよいゲームです)
先日、トランプで生徒たちとスペードをプレイする機会に恵まれました。
スペードは、私が最も好きなトランプゲームの一つです。
そうですね、まず赤札と黒札にわけて・・・
それはスピード。
スピード、も嫌いではないですが
今回はスペードの話題です。
スペードは、対面の相手とペアを組んで
コミュニケーションを取りながら進めるゲームです。
もちろん、いわゆる「通し」をするゲームではありません。
相棒よ、
いま出したカードの意図を汲め・・・!
という切なる祈りを交差させるゲームです。
個人ではプレイがうまい生徒でも、
ペア相手との相性が悪いということもあるのです。
スポーツのダブルスに通じるところもありますね。
(内島萌夏さん! 優勝おめでとうございます!)
こうした競技において大切になるのは
相棒との信頼関係です。
相手のことを信じてカードを出しますが
それが100%伝わるとは限りません。
全く違う作戦をペアが立てているかもしれないのです。
そうした時に、お互いにうまく作戦をすり合わせていく過程、
その過程こそがスペードの本質なのでしょう。
怒らず、焦らず、うまく相手に合わせていくことがスペードでは求められます。
一人だけうまく打っても、逆効果になることがあります。
スペードは社会の縮図なのかもしれません。
意図が100%伝わるとは限らない世の中で生きること。
それこそが社会生活というものであり、
だからこそ、世界は豊かで面白いのでしょう。
楽しくスペードを打ち
今日もパートナー生徒に「それ違う!」と笑われながら、
そんなことを思うのでした。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス