本との幸福な出会い
「本との幸福な出会い」
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
私は小さいころに図書館と博物館に入り浸っていた関係からか
いまでも書店の前を通ると
中に入って一周してしまうという性質をもっています。
(ほら、この時期は冷房も効いていますし!)
書店って、楽しいですよね。
書店いっぱいの本を見ると、
知識と思考が積みあがっているという凄みに圧倒されます。
人間の思考は先人の肩の上に立つことしかできない、
と改めて感じられるのが心地いいのかもしれません。
大学入試に、文学史、という分野があります。
教養として、さまざまな作家とその作品名を紐づけるというもので
入試科目に選んだ生徒たちが精を出して取り組んでいます。
先日、この文学史分野において、
毎日コツコツと覚えていた三年生のS君が
問題で高得点を取れるようになりました。
しばしば学習に付き添っていた私たちスタッフとしても、喜びひとしおです。
「やったぜ!」と笑顔を見せる彼ですが
もちろんまだまだ最後まで気が抜けません。
科目は文学史だけではないですし、
これまでに覚えたものを復習することも大切です。
夏は長いですが、ばてることなく学習を継続してほしい!
それでも今は、誇らしげな彼の笑顔をもう少しみていたいと思った私たちでした。
話は少し変わりますが、本関係でもう一つ。
みなさんは、出版社ごとの目録というものをご存知でしょうか。
小さな文庫のような形状をしていて
該当する出版社の本がタイトルや出版年度順に目録化されているものです。
主に書店員の参考資料として使われており、
あらすじや値段なども掲載されています。
読書好きであれば、ぱらぱらと眺めるだけでも
割と楽しめるサムシングだと思います。
また別の日なのですが
この「出版目録」を欲しがる二年生がいました。
本をよく読むらしく、本選びの参考にしたいとのことです。
実はこの出版目録、
過年度版であれば
大型書店に頼めば無料でもらえることがあるのです!
書店員さんにとっては
3年前の出版目録を引くのはナンセンスなのでしょうね。
聞いてみたところ
普段使う最新版の目録はメーカーから毎年来ると言っていました。
無料のもので喜ばれるならいいじゃないかと思い、
仕事帰りに書店へGO。
さっそく大量の図書目録を入手してきました。
娯楽系の文庫群から
学術文庫やちくま、ブルーバックスのような学習系まで
世の中にはいろいろな目録があるのです。
手渡された目録に対し、当該生徒は、
いいですねこれ、とコメントした模様。
勝手に一仕事終えた感があった橋本でした。
目録の中に、彼の大切な本になる一冊があればいいなあ。