ゲーム、あるいはつくるよろこびについて
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
「ゲーム、あるいはつくるよろこびについて」
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
立川キャンパスでは、アナログ、デジタルを問わずゲームが盛んなのですが
このところ、少し珍しい動きがあります。
主に非電源分野において
オリジナルのゲームをつくりたい!という生徒が出てきたのです。
3年生M君のつくった「艦隊戦ゲーム」はβテストを繰り返し
だいぶ形になってきました。
相手ターン中にも行われる攻防がマジックザギャザリングのようで奥深く
プレイテストをしている私としても完成が楽しみです。
対抗は1年生C君の「北欧神話バトル」
派手な特殊効果が飛び交うTCGチックなゲームのようです。
引き運だけでなく、カードの使いどころが勝負を決める!
今日も、同級生プレイテスターたちがわいわいと盛り上がっていました。
どちらも、しっかりとしたゲームにしようという強い意志がみられ
このままバランス調整が進めば傑作になる予感がします。
ゲームに限らず、
何か成果物をアウトプットするにはその前のインプットが不可欠です。
小説を書くには小説を読まなければいけませんし
絵を描くには絵を観なければいけません。
日々いろいろなゲームをしていく中で
自分だけのゲームを作ってみようという意欲がわく。
臨床美術というのが一時期はやりました。
クリエイティブな脳の使い方をすると、脳が活性化するそうです。
そういえば、「入試問題をつくった」という生徒もいました。
世界史の入試問題を解いていく中で
自分でも作ってみたくなって、架空の大学の入試問題を作り上げたそうです。
出題の狙いなんかを自分で考えるのでしょうか。
面白そうですね。
ボーカロイドで音楽をつくっている生徒や
キャンパスTシャツ(体育祭で使う予定だったものです)
のデザインをしてくれた生徒もいます
卒業生には、ピアノのセミプロ活動をしている方もいました。
TCGの「デッキ構築」という遊びがここまで市民権を得ているのも、
作る喜びというものが
そもそも人間のDNAにインプットされているからかもしれません(←疑似科学的発言!)
カナイセイジ作「ラブレター」など、
日本初の近代ボードゲームおよびボードゲーム作家は
近年本場ドイツでも注目されてきています。
最初につくるものが粗削りなのは当然です。
他人に見せていくことによって、より面白いものになってきます。
立川キャンパスで育った生徒の中から
未来のクリエイターが出てくるかもしれません。