反復の効果
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
だんだん夏が近づいてきましたが、
マスクとフェイスガードを欠かすわけにはいきません。
すべては感染予防のため。
テーブルや椅子も、一日に何度も何度も消毒しています。
繰り返すこと。
今日は、繰り返すことについて考えたいと思います。
毎日数学を教えていると、だんだん数学が好きになってきます。
心理学を専攻したタッキー先生から教わったのですが、
人間には、単純接触効果というものがあるそうです。
「嫌な相手でなければ」毎日会うと好感が持てるようになってくるそうで。
数学の問題や図形にも、毎日会えば好感が持てるのかもしれません。
事実、私はどんどん好感を持ち始めました。
いまプレイしている単元「ベクトル」はボードゲームのようでわくわくします。
数学は積み重ねの科目。一歩ずつ進めば絶対にわかるようになるかわりに
急いで先に行こうとすると足を取られてしまいます。
一緒に、ゆっくりと、かつしっかりと進みましょう。
おや、確立と順列と組合せさんですか・・・?
ちょっとまずは文通から・・・><
ゲームも同じです。
久しぶりに起動したゲームは、コツを忘れてしまっています。
先日橋本も久しぶりにドゥラック(ロシアのトランプゲーム)や
スコポーネ(イタリアのトランプゲーム)を起動して試合をしましたが、
きれいさっぱりコツを忘れてしまっており、敗北しました。
定期的に打って、腕を錆びつかせないようにしなければいけません。
フローの考え方というものによれば、
人間は「高いスキルを用いて、高難易度の課題に挑戦する」とき
快感を得ることができるようです。
ゲームやスポーツが面白いのは、これなのだとか。
実は、受験勉強もゲームの一種なので、通じるところがあります。
意思決定や方針判断を素早くしなければならないという点など、
スポーツそのものですね。
個人練習で身につけたスキルを、対人戦で試すスポーツ。
問題集で身につけたスキルを、試験で試す受験勉強。
構造としては全く同じです。
構造が同じなら、対策も同じ。
繰り返して反応を最強にするしかない。愚地独歩の正拳。
いたずらに応用問題に取り組むよりも、延々と基礎練習を繰り返したほうが強い。
小学一年生から、高校三年生まで受け継がれる真理です。
ロシアのドゥラックというトランプゲームを始めたとき、
私はAIにストレートで33連敗しました。
ルールがわかっても、それを乗りこなせるかどうかは別です。
基礎反復練習の末、少しは勝てるようになりましたが、
少しさぼると前述のとおり。身につけた能力も筋肉も、使わなければ衰えます。
今年の受験勉強、イレギュラーな始まりとなりましたが
繰り返すことが有効なのは例年と同じです。
英単語、計算、漢文など、どんどん反復練習をしていきましょう!
応援しています!