立川キャンパス ブログ

立川キャンパス ブログ

  1. 勉強する理由

    こんにちは!松下です。

    この仕事をしていると生徒からよく言われるのが「なんでこんなことを勉強しなきゃいけないの?」という言葉。その気持ち、よくわかります!私も高校生の頃には特に苦手な教科に対してそのように思っていました。私はいま理数系の科目を教えているのですが、特に数学に関しては毎年この言葉を聞いているように思います。数学を勉強すると論理的な思考能力を鍛えられるとか、世の中ではこんなに数学が役に立っているとか、それっぽい理由ならいくらでも挙げることができますが、それを聞いたからといって「よし!数学を頑張ろう!」とは思えないですよね。

    以前から何度か話しているように私は数学が苦手です。なので、受験生の時は必要に駆られて勉強していましたし、大学に合格しても「数学が好き」とは言えませんでした。しかし、大学生になると変化が起きます。理系のため大学でも数学が必要だったのでまた苦労することになるのかと思いきや、大学で勉強するようになると不思議と「数学を面白い」と思うようになってきたのです。必修ではない微積の講義をすすんで受けたほどです。でも、試験でいい点数を取ることができなかったのでその講義の単位は落としてしまいました。「好き」と「得意」は違うのだと実感した出来事です。

    小学校から大学までの間で一番勉強したと思えるのは大学です。大学では自分が好きなことを選んで学ぶことができるので、自然と勉強をする時間が増えるのだと思います。高校生までは、「勉強したくない」「学校に行くの面倒くさい」と考えていましたが、大学を卒業してからはもう一度大学に入って新しいことを学びたいとよく思います。仕事をするようになると「こういうことを知っていればよかった」と感じる機会が増えて、また勉強をしたくなるんですよね。それに、1日の中で仕事に費やす時間が増えると、勉強だけしていればよかった学生時代がなんと贅沢な時期だったのだろうかということに気づくのです。

    しかしこのことも、最初の数学の話と同じで、現役の高校生に話してもなかなか理解してもらえません。それは仕方のないことだと思います。私が高校生の頃にもそのように言ってくれる大人はいたような気がしますが、そこまで真剣に聞いていませんでしたし。結局は自分で経験しないと気づくことができないのですよね。ただ、後悔だけはしないように過ごして欲しいので、少しだけでも心の片隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから