自分の進路を考えるということ
こんにちは、立川キャンパスの宇野です。
一ツ葉高校は学年という垣根がない学校です。
授業だけでなくお昼休みや放課後なども、学年関係なくワイワイ楽しく過ごしています。
だから3年生たちが受験や就職など、各々の進路に向けての歩みを本格化させる冬、
1、2年生たちは3年生の姿を間近で見て、次は自分だと感じ始めている様子。
私が思春期に抱いていた将来の夢は小説家でした。
しかし、学年が進むにつれて、私にとって小説家はまさに夢でしかなく、現実は違うところにあると感じ始めました。
そこから私の進路探しが始まったのです。
自分は割と学ぶことが好きなタイプだから大学には行きたい。
もちろん文系。
とことん突き詰めるタイプなので、科目数が少ない私立受験がいい。
学部は経済、政治には興味がわかなかったのでそれ以外。
親が浪人と下宿を許してくれないので、現役で受かる関東の大学。
できれば蔦がからまる赤レンガの校舎がいい(←この希望はかないませんでした)。
将来は本を書いてみたいけど、まずは普通に仕事をしてみたい。
自分はすごく悩むタイプだし、だからこそ友だちの悩みを聴くのが好きだから、カウンセラーがいいんじゃないか?
心理学を勉強してみようかな?
こんな感じでしたでしょうか。
もちろん皆さんご存知のとおり、私は結局本を書いていませんし、カウンセラーにもなっていません。
なんなら大学を卒業した直後は企業で営業として働くサラリーマンになりました。
そして紆余曲折あって皆さんの先生をしているなうです。
皆さんの中には、進路を決めることは一生を左右することであると考えている方々がいます。
それは正解であり不正解でもあります。
確かに進路決定は大きな判断になります。
しかし、その決定以外の人生に行くことが出来なくなるわけではありません。
あの時心理学を学ぶために大学に行くと決めた判断は、今の自分に不可欠なものです。
しかし、小説家になっていないし、蔦のからまる赤レンガの大学にも行ってないし、カウンセラーにもなっていません。
一生を左右するのではと恐れを抱いて、進路から逃げないで!
大丈夫です。
進路を決めることは決してマイナスにはなりません。
必ず皆さんの人生にとってプラスになります。
漠然ともやもやと悩み続けないで!
一つ一つでいいので今の自分のアンサーを出していきましょう。
どうしようどうしよう…ではどうしようのままです。
大学行きたい。文系にしたい。私立にしたい。心理学にしたい。
赤レンガの校舎にしたい。
〇〇したい。
と声に出してみてください。
その声は明日に進む第一歩になりますよ。