立川キャンパス ブログ

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  1. ベクトルおじさんのアブラムシ

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです

    こんにちは、立川キャンパスの橋本です。

     

    生物の授業でアブラムシをとりあげました。

    アブラムシは体内に次のアブラムシ

    繰り出し鉛筆のように入っている昆虫です。

     

    アブラムシAの内部からアブラムシA’が生まれるのですが

    その時にはすでに、アブラムシA’の内部に

    アブラムシA’’が準備されているのです。

     

    控えめに言って化け物の類だと思います。

     

    本気で勝ちに来ているが故の構造ですね。

    彼らはパワーがないので

    ひたすらに増えることで種を維持しています。

     

    「アブラムシ、やばいっすね」

    「アブラムシはやばいっす」

    と生徒と話していました。

     

    しかし、精妙な自然の構造には舌を巻きますね。

    昆虫好きが増えてほしいなあ。

     

    橋本はこうした日本史や政治経済、理科などの教科も担当していますが、

    普段は、進学数学の授業をしていることが多いです。

     

    現在高3生がやっている範囲は「積分

    面積・体積をはかるための高等技術です。

    実は積分がわかると、あの小学校からの謎であった

    「錐体の体積」に3分の1を使う謎がわかるのですよ!

     

    「微積分は気持ちいいから嫌いじゃないです」

    とはある理系受験生の弁。

     

    微分法と積分法は別々に発展し

    近代科学の中で、裏表の演算であることがわかりました。

    まったく別の演算だと思われていたものが

    合流する面白み!!

    不思議で気持ち良い分野です。

     

    せっかく勉強をするのだから

    楽しくプレイしたほうがよいでしょう。

     

    いっぽう高2生は「ベクトル」に取り組んでいます。

    矢印を足し算引き算することで、

    図形問題がチカラワザで解けてしまう不思議ツールです。

    最初はとっつきにくいですが、使えればこんなに便利なものはありません。

     

    橋本はこのベクトルが大好き!!

    なぜなら気持ちいいから。

    数Aの図形も、数Ⅱの図形方程式も、すべてベクトルでゴリゴリ解けるから!

     

    小学校時代、「鶴亀算」「和差算」「流水算」云々など

    ややこしい演算をパターン暗記したのを覚えているでしょうか。

    中学校以降、「方程式」という演算が大統一原理となりました。

     

    同じように、辺の長さや比などを求める計算や

    グラフを検討する計算などを「ベクトル」に統一することができるのです。

    色々ベクトルで解けるんだよ! と言っていたら

     

    「ベクトルはいいぞおじさん」なんて生徒から言われましたw

    そんなガルパンおじさんとかアイカツおじさんみたいな・・・

     

    ・・・ベクトルはいいぞ。

     

    今はちょっと戸惑っているかもしれませんが

    その悩みは必ずパワーになります。

    未来へと続くベクトルの向こうで、待っています。

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス

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