「化学」で究極の料理を!
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
わけあってしばらく在宅ワークをしておりますが
オンラインでキャンパスに出勤しても
耳に生徒たちの声が聞こえてくるのが心地よいですね。
会話をしたり、ゲームをしたり・・・
技術の進歩とはすごいものです。
ずっと座っていると腰が痛くなってきますので
みなさんも自宅でずっと座るのではなく
しばしば立ち上がって体操をしたり散歩をしたりして過ごしてください。
ただ、この暑さです。
くれぐれも、熱中症にはお気を付けくださいませ。
「キッチンで化学実験」
福井です。
最近は少し下火ですが、『分子ガストロノミー』という分野があります。
料理を化学・物理を使って解読し、究極の料理とは何かを究める学問です。
元々は1990年代にイタリアやイギリスで流行りはじめ、
2000年代以降、イギリスのセレブ・シェフであるヘストン・ブルメンタール氏が
さまざまなメディアに注目されて有名になりました。
日本の化学で出てくる料理と言えば「カルメ焼き」ぐらいですが、
本場の『分子ガストロノミー』では
卵の加熱時間と半熟具合の関係性を明らかにすることで誰でも「おいしい半熟卵」を作ることができるようになったり、
食材と調味料のベストな組み合わせを一目でわかるようにした
「フレーバー・マトリックス」、「フード・ペアリング」を使った
黒ニンニク・ジェラートとイチゴ、ピスタチオケーキの組み合わせなど。
これまでの常識では予測しにくかった創作料理を次々と生み出すことができる、と言われている学問です。
最近では、書店の料理関係の棚に行くと「料理の科学」的な書籍が多くありますので、
興味のある方は是非一度ご覧になってみてください!
みんな大好きお寿司の本も出ましたね↓
「すしのサイエンス: おいしさを作り出す理論と技術が見える」
上でご紹介したヘストン・ブルメンタール氏の経営するレストランが
イギリスのイングランド地方バークシャー州にあるメイデンヘッドという町にあります。
お店の名前は”The Fat Duck(ザ・ファット・ダック)”と言います。
この手のお店では既にお馴染みとなった
液体窒素を使ったパフォーマンスから始まり、
様々な趣向を凝らした料理が次々に提供されるそうです。
私はまだ行ったことはないですが、人生で一度は経験してみたいですね!
まだ見ぬ新しい扉が開かれそうです。
福井