バーベキューでも化学を・・・!
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
スクーリングの疲れからそろそろ解放されてきたころでしょうか。
毎日暑いので身体に気を付けてお過ごしください。
一ツ葉高校では毎日レポートのスペシャル授業を実施しています。
橋本の数学では最近aggression をやりました。
紙と鉛筆だけで遊べる戦術級ウォーゲームで
異常にシンプルなのに戦略の幅が広いです。
足し算引き算ができれば遊べますので
ウォーゲームを遊びたいけど、チットやダイスは持ってないなあと
いう方はぜひ検索して遊んでみてください!おすすめです。
「バーベキュー」
福井です。
関東地方が梅雨入りしてからしばらく経ちますが、
梅雨が明けると本格的な暑さが到来し、夏になります。
夏と言えばキャンプです!
外で食べる代表的な料理であるバーベキューですね!
いつもより分厚いお肉を炭火でじっくり炙って、
思い切りかぶりついた時に出てくる肉汁はうまみが凝縮されていて何とも言えない美味しさです。
肉、すなわちタンパク質を加熱すると表面が「茶色に変色」し、
「独特の良い匂い」が立ち込めてきますが、
これらの現象も化学で説明することができます。
「食べ物」が茶色系の色に変色する反応を難しい言葉で「褐変反応」と言います。
バーベキューのお肉のように、タンパク質の加熱によって褐変反応が起こる場合は特に
「メイラード反応」といいます。
メイラードというのはこの反応を研究した人の名前で
ルイ=カミーユ・マヤール(Louis Camille Maillard)氏の”Maillard”の部分の英語読みです。
もっと化学的な呼び方をすると「アミノカルボニル反応」といいます。
これは高校化学の有機化学で出てくる「アミノ基」と「カルボニル化合物」の反応です。
今まさに立川キャンパスの化学の授業で進めている単元ですね!
この「アミノカルボニル反応」を詳しく知ることで、
バーベキューにおける「バーク」や「スモーク・リング」などの美味しさの秘訣を理解することができます。
米国食肉輸出連合会というアメリカ食肉業界の団体からは、
この反応をはじめとする科学的理論を詳しく解説してくれている
バーベキューのハンドブックまで出されています!
本場アメリカの方々のバーベキューに対する本気度が垣間見えますね (;^ω^)
この夏、有機化学を究めてバーベキューの達人を目指してみては・・・?
福井