数学と世界史のコラボレーション?
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの瀬口です。
週末はもう10月なのにという暑さでしたが、一転だいぶ冷え込んできましたね。
明日には関東に台風がやってくるようです。
なんでも、かなり勢力の大きい台風のようなので注意が必要ですね。
立川キャンパスの火曜日の午前中の授業は世界史Aと数学Ⅰです。
私の担当している世界史Aでは今日は古代インドの歴史を取り扱いました。
その際にインドで初めて0の概念がグプタ朝の時代に生まれた話をしました。
その起源はインドに降り注ぐ強烈な太陽の熱が「なくなればいいのに。」という発想が
もとになったとする説もあります。
現在世界で最も使用されている数字はアラビア数字(0,1,2,3…)で、
これはインド数字が起源になって西方に伝達していきました。
ローマ数字には(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)ゼロの表記はありません。
このように数学と世界史関係のないような教科もどこかで接点があります。
現代のインドも大きく経済発展を遂げている中で、インド式計算法というのが注目されています。
インドの教育ではいわゆる九九が20の段まで存在するそうです。
しかし、全員がそのような教育を受けられるわけではなく、学校に通えない子供、
飢え死にしてしまう子供も多数いることを我々は忘れてはならないと思います。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 福本