卒業するみんなへ①
通信制 一ツ葉高校 横浜キャンパスの本山です。
先日ついに卒業式が終わり、3年生たちが巣立っていきました。
そんな卒業生たちに、豊島先生よりメッセージをもらっていますので、
この場を借りて、伝えさせてください。
しっかり書き上げてくれているため、2つのブログに渡りますが、
卒業生のみんな、ぜひ読んでくれたらうれしいです。
みなさんこんにちは豊島です。
横浜キャンパスでは、3月8日に卒業式を実施しました。
私としては実に4年ぶりの卒業式でしたが、
やっぱり卒業式の雰囲気は、嬉しいけどさみしいような、
なんとも言えない気持ちを誘いますよね!
あのような素晴らしい式に参加できたことを光栄に思います。
今回は、卒業生に向けて、私からのメッセージを綴れたらと思い、
ブログを書かせていただくことにしました。なかなか面と向かっては言えないから
、この場がちょうど良いのかなと思います。
ぜひ気が向いた時に読んでください。
以下、メッセージです!
卒業生の皆さん、この度はご卒業おめでとうございます!
私が働き始めた時、まだ2年生だった皆さんが卒業されるのは
なんだか感慨深いものがありますね。
一緒に科学や歴史を勉強したこと、
ハロウィンにクッキーを作ったこと、
雑談をしたこと、どれも大切な思い出です。
先輩として、みなさんに何かできたのかと思えば、
あまりできていないような気がして、
せめて最後に、これから新たな場所に進む皆さんへ、
お祝いと応援の意を込めて、2つのことを伝えさせてください。
これらは、私がこれまでの大学生活で学んだことです。
1つは、「できない」にこそ価値はあるということです。
私は今まで、「できない」を理由に後ろ向きな選択ばかりをしてきました。
この高校に入ったのだって、学校に行けなかったからという、
とても後ろ向きな理由でした。
できないことで色んな選択を諦めていました。
自分ができないことを、他の人が当たり前のようにやっていると、
なんかこう無力感が襲いますよね、、
それが多くの人にとってあたりまえのことだったらなおさらです。
でも案外、「できる」ことそれ自体には、価値はないのかもしれません。
誰かの「できない」や「困った」があってはじめて、「できる」が活かされます。
「できない」を無しにして、「できる」は意味をなさない場合が多いです。
要するに「できない」は誰かの「できる」に価値や意味を与えてあげられるのです。
その点で、「できない」にこそ価値があるのだと思います。
先生たちの「勉強ができる」も、私たちの「勉強ができない」に活かされていたのです。
だから、「できない」と思ったら、それをどんどん発信してください!
思いっきり人の力を借りて助けてもらいましょう。
そして、誰かに助けてもらったら、してもらったと思う何倍もの感謝を伝えてください。
人は誰かの役に立ちたいと思うので、感謝された人はきっと嬉しいはずです。
逆に、自分ができることで感謝された際には、
誰かの「できない」がその場を作ってくれたことを、忘れないでください。