★ JAMSTEC 横浜研究所 見学 ★
こんにちは! 一ツ葉高校横浜キャンパスです。
今年も残り一週間を切りました。周りは風邪をひいている人が増え始めています。。
あたたかくして無事年を越してくださいね。
先日、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の横浜研究所に行ってきました。
JAMSTECは一体何をしている所なのかといいますと、簡単に言えば
海と地球を研究しているところです!
今回行った横浜研究所では,海に捨てられたプラスチックが流れ流れてどこへいくのか.
海を汚さないプラスチックはつくれるのかなどを研究しています。
この海に捨てられたプラスチック・・・どのくらい1年で捨てられているかと思いますか?
なんと
年間50万トンも海にプラスチックが捨てられているそうです!!
50万トン・・・全然イメージがわかないですよね・・・
JAMSTECの職員さんが言うには50万トンは
スカイツリー14個分だそうです!!!
なるほど、ゴミの量のとてつもない凄さはなんとなくわかりますかね。
海に捨てられたプラスチックの中で特に深刻なのが、
マイクロプラスチック!!!
マイクロプラスチックとは?
マイクロプラスチックは,歯磨き粉や洗顔料に含まれるビーズやレジ袋やペットボトルが紫外線などで5mm以下まで細かくなったものをいいます。
このマイクロプラスチックの問題点は4つあります。
➀ 回収が困難!
マイクロプラスチックは細かすぎて、海中や海岸から回収が困難と言われています。
また,プラスチックは分解されないので,半永久的に自然界に残るんだそうです。
➁ 海洋生態系への悪影響がある!
マイクロプラスチックは海洋⽣態系にも影響を与えます。海の⽣物が餌と間違えて⾷べてしまうことで、臓器を傷めて死んでしまうことがあるのだそうです。
➂ .私たちの健康への悪影響がある!
未解明の部分が多いのですが、マイクロプラスチックに含まれる、⼜は吸着する化学物質が⾷物連鎖中に取り込まれることによって、悪影響を及ぼすおそれがあるとされています。わからないは怖い!
➃ 海洋産業等への経済的な悪影響がある!
観光業においては、汚染された海や海岸では魅⼒が損なわれてしまいます。 また、マイクロプラスチックがサンゴに取り込まれると、サンゴが死んでしまう可能性があります。観光業だけでなく養殖業等などの水産業での収⼊が減ることによる経済的損失も懸念されています。
マイクロプラスチックを顕微鏡で探しています。見つかるかな。
自然に帰る木からできたプラスチックを触っています。研究段階ですが、自然を傷つけないやさしいプラスチックとして普及するといいですね。
私たちがこうしたプラスチックで海を汚さないようにするにはどうしたらいいか?
次の4つ4Rが海に優しくなれる活動だそうです。
➀ リデュース(Reduce)(無駄なプラスチック製品を減らす)
➁ リユース(Reuse)(プラスチック製品を繰り返し使う)
➂ リサイクル(Recycle)(再生して使う)
➃ リフューズ(Refuse)(不要なごみになるプラスチック製品を受け取らない)
海をはじめ自然のおかげで生きられていることに感謝して大事にして生きていきたいですね。
一年間を通じて,魅力的で中々行けないところに行ける課外活動が盛りだくさんの一ッ葉高校、是非皆さん、話を聞きに来てきださい。