寒暖差にご注意を
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスです。
「言葉」の持つ可能性
塩野です。
現代文の過去問を解いていると興味深い内容のものに触れる機会が多々ありまして、
つい先日も興味をひかれる文章に出会いました。
「オートバイが好き」
……この言葉から、みなさんはどのようなことを想像しますか?
特に何も考えなければ「ふーん、オートバイが好きなんだ」。
それで終わりだと思います。
ただ、この言葉には目には見えない色々な意味が含まれています。
「オートバイに『乗る』のが好き」なのか、
「オートバイを『眺める』のが好き」なのか、
それとも「オートバイを『整備する』のが好きなのか」、
それは人それぞれに違うことだと思います。
「オートバイが好き」の短い一言には、実にたくさんの意味が含まれているわけです。
考えてみれば、実際私も「本が好き」です。
でもそれはいわゆる「本を『読む』のが好き」なのではなく、
実は「本を『書く』のが好き」なのです。
過去には実際に本を作ったことがあります。あくまで素人の趣味ですが。
私たちが普段当たり前のように使っている言葉には、実に色々な意味が含まれています。
相手の話している言葉に少しだけ注意を向けてみると、
会話がより広がりをみせるかもしれませんね。
「イディオム」
副島です。
進学コースでの私の授業では、毎週熟語のテストを行っています。
毎回50題。
一瞬ひるむかもしれませんが、なんてことはありません。
一日7つ覚えればいいんですから^^ ウフフ。
なぜ単語ではなく、熟語(イディオム)なのか。
それは、長文読解で躓かないように、という思いからです。
単語力は確かに大事です。
でも、実は単語って語幹(un/-erなど単語を構成している一部分)を見たり、
文章の前後で憶測できたりすることが多いんです。
一方熟語に関しては、知っている単語の羅列ながら、意味が大きく変わります。
“ come about ”と聞いてどういう意味を思い浮かべるでしょう?
「来て、何かについて・・・」なんて考えても答えにはたどり着けません。
実は「happen(起きる)」の意味になるんですよ。
そう、熟語を知っておけば、一瞬で理解できちゃうんです。
これってとても大きな違いだと思いませんか?
長文で出てきたら意味が取れるし、文法で出題されたなら瞬殺で解答できるラッキー問題に。
限られた試験時間においては「いかに瞬殺できる問題を増やすか」がとても重要です。
そのためにも、熟語力を鍛えて、読解力につなげてほしいと思います。
もちろん、最低限の単語力は必須ですし、単語力をつけることは手放しに推奨しますが、
是非、熟語の威力も感じ取ってくださいね^^
では、また!
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス