テキスト(アニメ)の観方
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松嶋です。
突然ですが、私はアニメが好きです。
「オタク」ではないですが、周りからは「オタク」とよく言われます。
そして、一ツ葉高校にはアニメ好きが多いです。
よく生徒とアニメの話をします。生徒とアニメの話で盛り上がることも多々あります。
しかし、アニメもそうですが、何かを「見る」のではなく、「観る」ことをしてください。
生徒と話をしていると、生徒はアニメを「見る」にとどまっているような気がします。
それでは、無意味です。時間を浪費しているとしか言えません。
よく生徒があのアニメが「楽しい」「面白い」と言いますが、
すこし突っ込んで、「何が面白いの?」と聞くと、
「ストーリー」などとつまらない回答が返ってきます。
それでは「観ている」とは言えません。
どのように「観る」のかというと、作品の主題を解釈することです。
アニメであれ、ドラマであれ、小説であれ、その物語には何かしらの
テーマ(主題・あるいは主張)があるはずです。
それを見た人が解釈して見つけなければなりません。
難しいように感じるかもしれませんが、これは私たちが普段無意識にやっていることです。
たとえば、文章でありマンガであれ何かを読んでいれば、
その文章を理解しようとします。
それこそ解釈です。
何かを「見る」のではなく、その作品を解釈し主題を見つけることによって「観て」ください。そうすると新しい世界が開けるかもしれません。
テキスト解釈についてもっと知りたい方は、
石原千秋『学生と読む『三四郎』』を読んでみてください。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 松嶋