スクーリング一日目、コーヒーとHEXと映画
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
去る12月1週目、立川キャンパスはスクーリングを行いました。
通信制高校では、規定の日数の対面指導を行う必要があるため
それぞれ、スクーリングという時間を設けています。
今回の日記では、
スクーリング1日目の様子をお届けしたいと思います。
例年であれば熊本に飛行機で向かうのですが、
今年はこのコロナ禍で宿泊行事の実施が不可能なので、
東京都内近郊でアクティビティを実施します。
一日目は立川キャンパスで映画鑑賞や理科実験、数学を行いました。
室内実施ではありますが、
感染に注意し、窓を開け換気をしたうえで行っております。
まずは映画鑑賞。
3日目に行われる観劇にそなえ「オペラ座の怪人」を研究します。
もちろん英語版!
途中で使われる英単語やフレーズもしっかり覚えますよ!
怪人の悲哀に涙し
歌唱力に酔いしれ
あっという間に数時間!
最高の音楽と最高の演出を堪能しました。
後日聞いたところ、演劇版と映画版、それぞれにファンがいました。
解釈の違いが生む面白みがわかるようになれば
古典作品を楽しむ素養ができたということですね。
地下牢での夢のような時間が終わると、お目覚めコーヒー。
サイフォンコーヒーを加熱しながら、
大気圧について学習をするのです。
加熱された大気が水を押し
水が上へと逃げていきます。
下から上に水があがり、
水の動きに伴って
生徒から教室に歓声があがります。
(感染予防に注意しているので、歓声は控えめです)
吹きあがる湯の中には
珈琲の豆。
湧き上がる教室の中には
僕らの心。
二つの鉢は相似形。
粉全体から均等にエキスが抽出されることで
まろやかかつすっきりとした味に仕上がります。
はじめて飲むサイフォンコーヒーに、私たちもびっくりです。
サイフォンは立川キャンパスの備品となりますので
今後も何かで飲めるかもしれません。
コーヒーで一息ついた後は、数学!
背理法の証明手順を把握する、というと難しそうに聞こえますが
立川キャンパスの数学はアクティブラーニング!
有名な対戦ゲームHEXを利用して、深淵を覗きます。
HEXは、六角形マスの描かれた盤面に〇×を書き
対辺を自分が担当した記号でつなぐゲーム。
ものすごく簡単なルールで
先の先を読みあう深い試合が楽しめます。
ツケやノビ、石のつながりなど、
囲碁定石が使えるのも面白いポイントですね。
何と、数学的に
「絶対に決着がつくこと」
「先手に何らかの必勝手順があること」
の二つが証明されています。
今回はHEXをみんなでプレイした後
上記二つの証明に手を出してみました。
—難しかった背理法が、初めて理解できました、
と聞いたときは、涙が出そうになりました。
一ツ葉高校のスクーリングは楽しく、
いろいろな体験学習ができるのが特徴です。
二日目以降の日程に関しても、いずれ記事をあげますのでご期待ください!