聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥
皆さんこんにちは
通信制一ツ葉高等学校
立川キャンパスの野口です
9月半ばが過ぎ、一気に秋の
気配が迫ってきました。
急激な気温の変化に身体が
ついて行かなくなる前に、
羽織を持ち歩いたり
温かいものを飲んだりして
身体を労わってあげましょう。
たびたびブログにも書いているのですが、
実は習い事で三味線を弾いています。
今度発表会を控えているのですが、
そのためには師匠に参加費を
お渡しする必要があります。
その参加費について
最近新たな発見がありました。
こういった習い事の参加費は
ピン札で用意するのが良いそうです。
ご祝儀はピン札のイメージがありますが、
参加費までそうだとは知りませんでした。
ピン札を用意し、無地の封筒
に入れてお渡しするのが
無難だと、書道の師範の方に
教えていただきました。
礼儀作法って、難しいですよね。
特に和の世界は、現代社会と違う
独特の世界観があります。
作法や習慣もまた複雑です。
例えば、
「畳のヘリを踏まない」
「和室では座って挨拶をする」
など、普段はほとんど聞くことのない
ような常識もあります。
あまり気にする人はいないと
思うかもしれませんが、
年齢や業界によっては
注意深く見ている人もいます。
知らなければいけないわけでは
ないけれど、知っていると
一目置かれるかもしれません。
私が今回学んだのは、
「知りたいことがあるなら、
その道の人に教えを乞うのが
一番だ」ということです。
最近はインターネットで
何でも簡単に調べる
ことができます。
ただ、あまりにも情報が膨大で
知りたい情報が見つけられない
ことがあります。
また、今回のように昔の情報や
ニッチな世界のことは
インターネットの情報では不十分な
こともあります。
そんな時はその分野の先輩に
尋ねてみるのが吉かもしれません。
口伝で伝わってきた大事な情報
がきっと沢山あるのでしょう。
日本には
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」
という素敵なことわざがあります。
こんなことを聞いたら怒られるかも…
呆れられるかも…
と心配して知らないままに
しておくことで、いつか
大恥をかいてしまうかもしれません。
そうなる前に、このことわざを
心に思い浮かべて
勇気を出して聞いてみてください。
ちなみに、英語では
”Better to ask the way than to go astray.
という似たような表現があります。
”go astray”は「道に迷う」という意味です。
つまり、「道に迷うより道を聞いた方が良い」
という意味ですね。
やはり、国が違っても
大切なことは変わらないようです。
ようやく大好きな秋がやって来ました。
「食欲の秋」ということで
美味しいものが沢山ですね!