干支にまつわるお話②
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの高橋です。
①からの続きです。
もちろん猫だって、その座を狙っていましたが、
うっかり神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、
ねずみに訊くと、ねずみはわざと一日遅れの日を教えます。
猫はねずみが言うのを真に受けてしまいます。
元日になると、牛は歩くのが遅い殻一足早く出かけようと
夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発します。
牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんと牛の背中に飛び乗ります。
そんなこととは知らず、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない!!
「よっしゃー!我こそ一番!!」と喜んで待つうちに門が開きます。
すると!!
なんとまさかの、牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろっと走って
一番になってしまったのです。
わお。
それで牛は二番、それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で着き、
先着の12匹が動物の大将に決定したわけです。
もちろん猫は一日遅れで行ったものだから番外で仲間に入れませんでした。
それでねずみを恨んで、猫は今でもねずみを追い回すのだそうですよ。
ちなみに、13番目に来た動物はイタチ。
残念過ぎますね。ということでそれをかわいそうに思った神様が
毎月の最初の日を「ついたち」と呼ぶことにしたそうです。
ということで、来年の干支は馬!!
よいお年を!
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 高橋