干支と壬申の乱
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの石本です。
先日テスト勉強をしている最中に、「壬申の乱」の「壬申」って何ですか?という質問がでました。
これは昔の暦法に乗っ取ったものです。
皆さんもよくご存知の、「ねずみ年」「たつ年」などのことを「十二支」と呼びますが、
この「十二支」(子・丑・寅…)に、「十干」を組み合わせたものを、「干支(えと)」と呼びます。
十干とは、五行(木・火・土・金・水)と、陽を表す兄(え)と陰を表す弟(と)を組み合わせて、
十種の呼び方をしたもののことです。
例えば、十干の「甲(きのえ)」と十二支の「子(ね、ねずみ)」を合わせて「甲子(きのえね)」、
十干の「乙(きのと)」と十二支の「丑(うし)」を合わせて、
「乙丑(きのとうし)」といったように用いられ、この組み合わせは六十通り存在します。
この「干支」は、暦法として古くから用いられてきたもので、
現在でも私たちの周りに見かけることができます。
有名なのが、兵庫県にある「甲子園球場」です。
甲子園は、「甲子(きのえね)」の年に作られたので、「甲子園」と名付けられました。
「壬申の乱」も、「壬申(みずのえさる)」の年に起こった内乱なので、
このように呼ばれているわけです。
干支に由来する歴史的事件や地名、文学などは数多くあるので、ぜひ探してみてください。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 石本