大坂選手とオリンピック
立川Cで進学英語とESL・Debateを担当しています西澤です。
梅雨明けもあともう少しでしょうか。雨は鬱陶しいですが、北海道生まれの私としては、夏の猛暑の方がつらいです。
昨年からエアコンを控えて扇風機で過ごす癖をつけたのでなんとか身体を冷やし過ぎずに免疫を保って乗り切ることを念頭に過ごしています。
大坂なおみ選手の論題でのディベートの続きをお話しします。
価値論題の形式で、“大坂選手の突然の会見拒否は認められるべきである”。という論題設定にしました。 私の予想は、“可哀そうな大坂選手に同情する。。。”という展開だと思っていたのですが、予想は外れました。
参加メンバーからの意見は、まとめると、
“彼女の気持ちはわかるが、突然のSNSでの宣戦布告はまずい。
競技団体側とのコミュニケーションをもっと行い、双方の落ち着くところを探るべきだったのではなかったのか?”
と。
あれ?どうしちゃったのみんな!急に大人になった??
と驚いてしまった次第です。
まあ高校生は半分大人か。。。
各々がネット検索もしっかりしてたようで、いろいろとSNS上にアップされている意見には目を通したと思います。
“究極のあるべき理想像” を “自分に置き換えて自分の気持ちや自分で出来る範囲を想像して” 両方のすり合わせの結果が今回の各々の意見としてプレゼンしてくれた内容だと思っています。
偉い!素晴らしい!
大坂選手はオリンピックも日本代表として参加してくれるようですね!
頑張ってほしいですね! 応援しています!
さて、2021年1月から始めたESL・ディベート。
論題は、
①動物園の意義と動物の権利、
②緊急対応の救急車とタクシー代わりに利用する患者、
③プロテニスプレーヤー大坂なおみ選手の突然の会見拒否
と今まで進んできました。 どんどん違うトッピックスへと変わっていきます。
今回新たに取り上げているのは、
④新型コロナウイルスとワクチン
です。
医学用語の取っつきにくさもそうですが、それ以上に、
Future Need (将来の問題に対してどのように行動を起こすべきか?)
という点でワクチン接種の意味合いが難しいかもしれません。
しかし、大学生の英語ディベートでも高校生の日本語ディベートでも一旦やり終えると一般の大人以上に論題に関わる知識、問題領域の構造の理解、賛否両論のポイントが一通り語れるようになります。
そうして一つ一つ積み上げていくことが社会勉強のコアになりますので大きな宝を毎週育てていきましょう。
1回目の授業では議論の組み立て方のおさらいをしました。
2回目は自由意見交換、、、と徐々にやっていく予定です。
私もディベートの準備のつもりでネット検索をしていましたが、今更ながらに英語を少しでもやっていてよかったなと思いました。
英語がわからないと医師でも翻訳された文献や日本語検索から手に入る文献のみを読んでいて知識が大きく偏っている人を目の当たりにしましたし、私の方が事情を知っているという場面にも会いました。
みなさんも英語だけは怖がらずに取り組んで、ネットで検索できるようになってくださいね。
それでは下記Glossary用語集です。
Covid-19 Corona Virus Disease:新型コロナウイルス感染症の正式病名
SARS-CoV-2 ウイルス名:中国武漢発のオリジナル
variants: 変異種
strains: 株
vaccine: (ヴァクスィーン) ワクチン vaccinated 接種した~
virus: (ヴァイラス) ウイルス
pregnancy: 妊娠
breast feeding =lactating:授乳=suckling
Emergency Use Authorization: (EUA)緊急使用許可
Limited approval:限定承認.仮承認(他の業界でも使います)
Full approval:フルアプルーヴァル 完全承認(正式承認)
α:英国型 β:南ア型 γ:ブラジル型 Δ:インド型。。。
ギリシャ文字は覚えておくと損はないですよ、私はうろ覚えですが。。。
西澤/立川C進学英語・ESL・ディベート担当